最近やたらと平家物語の冒頭部分が頭の中を流れます。
祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらわす
おごれる人も久しからず
ただ春の夜の夢のごとし
たけき者もついには滅びぬ
偏に風の前の塵に同じ
勉強した方はご存知だと思いますが、沙羅双樹って曼珠沙華ようは彼岸花の事です。
この意味を知れば知るほど奥深くて、また読んでみたいなぁと思っています。
ちなみに簡単にこの部分を訳しますと、
祇園精舎の鐘の音は永遠に続くものなんて何もないんだと言っているように聞こえる。
彼岸花の赤い色は(死人の花とも言われている)、どんなに栄えたものでも、いつか必ず滅びるという道理を表している。
権力を持つ者も同じく長くは続かない、それはまるで春の夜の夢のようだ。
強い力を持った者も最後には必ず滅ぶものだ。
それは風の前にある塵(すぐに飛ばされてしまう)と同じなんだ。
どういうわけか、彼岸花と聞くと高知を思い出してしまいます。蜻蛉も高知のイメージです。
そんなわけで、5/17(月)、5/18(火)と1泊2日で高知に行ってきました。
毎年恒例となった、お墓参りと遊びの高知旅行ですが、今年もやっぱり雨でした。
大阪はこんなに晴れているのになんで?って思いましたよ。
淡路のSAで食べたじゃこてん。大きくてとてもおいしかったです。
今回はお墓参りを18日にすることにして、先に宿のある土佐久礼に向かいました。旅館から見える港の風景。こんなに良い天気なのに、明日は雨と嘆く。
同じく旅館から見える海の景色。鶯の鳴き声が響いていてとてものどかな雰囲気でした。
旅館の敷地に生えていた野いちごです。とてもキレイw食べようとしましたが、他のは摘まれてしまってたった1つだけだったのでやめました。
これも旅館からの風景
旅館の名物初ガツオのタタキです。今は塩タタキで食べるのが流行のようです。
なんでもかんでも塩にすればいいってもんじゃないのよ~って思うけど、これはとても美味しいです(@^▽^@)ニコッ
朝日はもう望めないとわかっていたので、夕日を撮ってみました。
日付が変わり18日の朝食です。ほとんど全ての物が地の物です。味噌汁が絶品です。
外はすごい霧が出ています。そんな中朝風呂に入る。我々が泊まっている旅館は
「黒潮本陣」という所です。太平洋が見渡せる海水の露天風呂と、温泉、それに旅館で作っているカツオのタタキや地の物を活かした料理が自慢の旅館です。
久礼の朝市の風景。小さなこいのぼりはこの地域の独特のものです。大漁祈願も入っているのかな?ちなみに、高知県のこいのぼりはとても立派です。時期を外してしまったので、画像はありませんが、男の子が産まれると名前入りの大きな旗と、それに負けないくらいの大きなこいのぼりを「どうだ!」と言わんばかりに掲げます。川の両岸に渡して上げている所もあります。かなりの迫力です。
久礼の海岸、思わず泳いでしまいたくなるような(泳げないけど)とてもきれいな海です。
カツオの慰霊碑です。この土地ならではですね。
場所は変わり雨の中お墓参りも無事に済み、伯父の家。母曰く元は由緒ある武家の出身だったというのが、本当だと実感した本物の日本刀、よく見ると向きが反対に飾ってあります。中はサビサビでした(笑)あの錆を落とすには相当お金がかかりそう。
最近伯父が建てているセカンドハウスに造られた
五右衛門風呂なぜ青に塗ったのかは不明。
これまた伯父の自慢の手作りの炭焼き釜、本物は初めてみました。この炭が結構売れるらしいです。しかも、こだわりのある伯父は儲けより客を選んで売ってるらしい(笑)
伯父手作りの囲炉裏です。今は鍋がかかってますが(魚の木彫りも伯父のお手製)、今回は炭火焼肉でしたwもちろん超ウマイ!そしてトイレは・・・・超自然な環境に設置されたボットン便所でしたw
伯父の家から見えるお宮さん。子供の頃はそこにあり地獄をとりによく行きました。
天気が良いと見える、ロシア人技術者によってつくられた風車も霧で全く見えません。
今回は観光しないで、まったりと過ごした旅でした。坂本竜馬の関係でお土産の種類が増えてたのが変わったところくらいかなぁ。そして私のお気に入りのお土産が・・・なくなっていた(´。・ω・。`)シクシク
毎年行く度に進化し続ける伯父のセカンドハウス(ロシアで言うダーチャ)は、来年はどういう姿になっているのでしょうか。とても気になります。
たまにはこういうネタも良いんじゃない?→人気ブログランキングへ